さいたま市 土地相場

2010年上半期 地価は横ばい傾向、エンドユーザー向け物件の需要は旺盛
さいたま市の2010年上半期においては、ローンの金利が低水準であることやローン減税等の住宅取得優遇政策を背景に、エンドユーザー向け物件を中心に取引量が増加しました。特に手頃な総額2,000万円前後の物件に対する需要は旺盛です。この動きに伴い、デベロッパーの開発用地の取得も再開されています。但し、エンドユーザー需要価格に合わせてプランニングを行うため、用地取得に対する要求基準は非常にシビアとなっており、土地形状等、少しでも難が認められる用地についての需要は極端に劣る状況となっています。当社の存する南浦和周辺について、ストックされた分譲宅地、戸建分譲の在庫調整についてはほぼ完了しており、現在では開発用地を求めるデベロッパーの動きが顕著になっています。即日完売の戸建分譲も見られる一方、高額で用地を仕入れた一部の開発については価格改定が難しいこともあって、長期間売れ残っている分譲地もあり、売行きは二極化が進んでいます。地価に関しては利便性・希少性の高い土地については、価格は下げ止まり、概ね横ばいの様相となっています。今後については、雇用不安等の影響は大きく、本格回復にはまだ相当な期間がかかるものと思われますが、住宅取得優遇策により、希少性があり割安感のある物件については、品薄感が出はじめるものと推察されます。

調査地点相場コメント
南区南浦和 坪100~120万円程度。坪130万円超の分譲宅地は苦戦中。
南区南浦和 坪130万円程度。売物は少ないが需要も少ない状態。
浦和区常盤 坪110~130万円程度。立地により2極化しているが、概ね堅調。
浦和区高砂 坪150~170万円程度。下落基調。
大宮区桜木町 坪200~万円程度。取引が見られず相場は難しい。
見沼区 坪30~40万円程度。需要がほとんど見られない。
桜区 坪70万円程度。

東京圏・関西圏・地方圏 土地相場

2010年上半期 地価はようやく下げ止まり傾向
東京圏の2010年上半期においては、ようやく下げ止まり傾向となってきています。個人需要を中心に取引量が回復してきているイメージです。デベロッパーの売れ残り在庫の価格改定により、割安感がでているためだと思われます。但し、動き始めている物件は駅近、整形、環境良好等の条件のよいものに限られ、少々であっても条件が欠けるような物件については、引き合いがまったくないような状態で、2極化が著しく進行している印象です。また、規模の大きな事業用地、開発用地についても、デベロッパーの在庫調整が進展したことにより回復基調となってきています。
関西圏については、概ね東京圏と同様な動きとなっているものの、地方圏については、バブル崩壊後の地価下落基調が継続しており、昨今の景気の状況と相まって地価は依然下落基調となっている模様です。
今後の動向としては、ローン減税等の住宅優遇政策の継続により、一定の需要は発生するとは思われるものの、雇用不安等の影響は大きく、不動産取引が活発化するまでには至らず、本格回復にはまだ相当な期間がかかるものと思われます。

調査地点相場コメント
東京都葛飾区 坪85~90万円程度。小さめの宅地について比較的動きが活発。
東京都杉並区荻窪 坪180万円程度。取引件数は少ない状態。
東京都大田区下丸子 坪160~180万円程度。立地により2極化している。
東京都港区西麻布 坪400~500万円程度。少し前は坪1,000万円に届くのではという話も。
東京都港区北青山 坪3000万円程度。取引が非常に少なくなっており、相場は掴みづらい状況。
埼玉県戸田市 坪80~90万円程度。立地により激しく2極化。
栃木県足利市 坪15~20万円程度。需要がほとんど見られない。
京都府京都市上京区 坪100万円程度。

調査データ *research data

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